面倒くさいことしか利益にならない

本気で目指せば利益は上がる。

なかなか本気で実行に移してくれる人や会社はいないが、それは紛れもない事実である。

 

野球でも全てのボールを打ちにいくのと、ストライクのみに絞って打ちに行くのとでは結果は違うように、その効果は誰が普通に見ても明らかだ。

それでは何故、世の中のほとんどの人や会社はその「粗利益(ストライク)」を狙いにいかないのか?

 

その答えも既に出ている。

それは、その行為そのものが「大変」だからだ。

もっと簡単に言えば、「面倒くさいからだ」

 

その理屈は心の奥では分かっている。

売上を目指したいという安易に心もあるだろうし、そもそも何も考えていない人もいる。

しかし多くの人はそこまで何も考えていない訳ではなし。皆、それなりに考えている。

やった方がいいな、とは思っているはずだ。

 

しかしやらない。

大変だからだ。面倒だからだ。

実際に利益を上げるという行為は簡単ではない。

 

利益の中でも「粗利益」を上げるには方法は2つしかない。

1・受注単価を上げる事

2・製造原価を下げる事

この2つしかないのだ。

 

そしてその2つには「交渉」が伴う。

 

人はそれをしたくない。

あと数万円、数十万円、数百万円上乗せの交渉はしたくない。

あと数万円、数十万円、数百万円の原価低減の交渉はしたくない。

交渉をしたくないのだ。

 

交渉は人に頼まないといけない。

そこが最大の問題だ。

 

黙ってその金額で受注すれば得意先に何も言わなくてもいい。

黙ってその金額で発注すれば仕入れ先に何も言わなくてもいい。

簡単に言えば、何もしなくてもいいのだ。

何もしないから何も言われない。何も言わないから相手も機嫌がいい。

しかしそれは機嫌がいいのではない。要はしてやられているのだ。

超悪く言えばバカにされている。

カモられている事などもあるかもしれない。

 

それは何もしない方が楽に決まっている。

何も言わない方が相手からも何も言われない。

だから皆、何も言わない。

 

交渉が楽な訳がない。

売る方も買う方も基本、皆必死だから。

 

そこで考えて、粘らなかったものだけが負ける。

世の中はそういう風にできている。

 

競合が多くてこれ以上金額を下げると受注できない。

世の中の材料が上がっているのでこれ以上安く仕入れられない。

皆、よくわかったような事を言う。

私も今までそんなようなセリフを何千回と聞いてきた。

 

それでいいならそのままでいればいい。

ずっと言い訳して薄利で仕事をし続ければいい。

まともな交渉をも回避するようでは、私生活も似たようなものになるだろう。

 

世の中の流れに負けてはいけない。

人がどうであろうが自分だけは負けてはいけない。

その交渉が会社の「実」にのみしかならなくても交渉を避けてはいけない。

その交渉の経験はあなたの人生を変える力があるからだ。

 

経営者よ、管理職よ、従業員よ。

そこはそれぞれの立場で目覚めなければならない。

 

一体誰に言い訳しているのか?

一体誰に釈明しているのか?

 

最終的に困るのは自分自身なのだ。

 

交渉を避けてはいけない。

交渉を面倒がってはいけない。

 

仕事もプライベートも交渉であり、面倒くさい事しか利益にはならない。

肝に銘じて交渉し続ける事を強くお勧めする。

 

 

 

「建設業のための経営改善バイブル」(第5版御礼) 

「粗利だけ見ろ」(第6版御礼) 

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