やりたくはないことをやる意味

経営者の方に助言させていただく時、反応が無いか、又は反応が極端に薄い時がしばしばある。

 

理由は1つ。その内容が経営者がやりたくはないことだからだ。

その場合、私の見解ではそれはした方がいい、というよりそれをしなければならない、それ以外に方法はない、ということを言っているケースが多いのだが、そういう時の反応は大体よくない。皆、どうしてもそれはやりたくはないからだ。

 

しかしその気持ちは分かる。

 

これは嫌だろうなとか、抵抗感じるだろうな、というのは当然私にも分かる。私自身もそれ以外の方法を考えても見るが、何をどうとってもそれ以外に方法はない。そしてそれは、それを行う労力が大変だということもあるが、その多くは自身のプライドであったり世間体が原因であることが多い。経営者自身はそれを否定するが、そこは実際、明らかなことだ。

 

プライドも世間体も気にするのも分かる。私もできることならそれを守ってあげたい。しかしどうにもならない時もある。そこは腹を括ってもらうしかない。そもそもそういった状態になったのは不可抗力でも何でもなく、経営者自身の責任であり、当時の行動や判断の結果であることがほとんどだからだ。よって尚更、そこに痛みがあっても決断してもらうしかない。

 

しかしその多くは決断してくれない。

 

私も徹底してやらせることまではできないので、結果後送りとなる場合も多い。そしてその後、危惧した通りの事態になってくる。そしてそこで初めて決断する。しかし大体はもう遅い。もっと早くやっておけば良かったと、ほとんどの経営者は言う。

 

肉を切らせずに骨は絶てない。肉も切らせたくなければ、普段からの1つ1つの判断に徹底して慎重にならなければならない。慎重にやっていてもどうにもならない事態も起こるだろう。しかし世の中、残念ながら痛みの伴わない所に利益はない。

 

「Nopain、nogain」と言われる所以だ。

 

利益を上げることなども、ある意味痛みかもしれない。

売上を上げることに比べるとやはり楽ではないからだ。

 

しかしその痛みは、それと引き換えにその事態を好転させるということ以外のメリットがある。

それは自分自身が成長し、強くなれるということだ。それもとてつもなく強くなれる。

苦手な部分、ストレスを感じる部分を突破した時、人は若返るという研究結果もある位だ。

 

ここは長い目で見てみたい。

 

ほとんどの悩みや抵抗は、そこを突破してしまえば、又、後から思えば大したことではないことがほとんどだ。

そして誰もがそういう経験をしたことがあるはずだ。逆に言えば、そこでの停滞は自身であり人生の停滞を意味する。

 

そこは乗り越えていくしかない。

綺麗な言葉で言えば、自分に打ち勝つしかない。

やりたくないことをやった先には、概ね自分にとってかなりいい未来が待っている。

 

 

 

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