ピリオド平均寿命とコーホート平均寿命

平均寿命にも種類があるというのを知っているだろうか?

 

一般的に厚生労働省などが発表している平均寿命はピリオド平均寿命と言われ、現時点の死亡率等で計算されているものである。2022年の発表では男性が81才、女性が87才となっている。まあまあよく聞きそうな数字帯ではある。しかし実質はどうも違うようだ。

 

当然のことながら医療も時代も進化している。10年経過で平均寿命は2~3伸び続けていると言われている位だ。よってそこに矛盾がある。ピリオド平均寿命ではこの先の死亡率や死亡年齢が「現在の水準」で計算されているのだ。この先において平均寿命の停滞化などが起こる訳がない。今後も人々の寿命は延び続けるだろう。

 

今後においても現在の平均寿命の延びが同様に続いた場合はどうなるか?それがコーホート平均寿命になる。その場合、現在15才の子供達の半数は107才まで生きることになり、現在40才の人の半数は95才以上、60才以上の人の半数は90才まで生きることになる。現在の各人の年齢によってその伸び幅は違うものの、少なくとも厚生労働省の発表とは全く違う。

 

ではなぜ厚生労働省はピリオド平均寿命を使用しているのか?実際の平均寿命はあと20年以上延びると国民がパニックを起こすからと言われている。要は私の年齢でも普通にいけば90才は軽く超え、20代・30代の人達で言えば普通に皆100才を超えるということだからだ。今の10才以下の子供達の多くは110才ゾーンにまで突入しそうだ。

 

今の定年は各社60才位。延びても65才までか。50代からの早期退職の促しはますます加速するだろうし、60才超えて会社に所属できたとしても超低給料になっていることは間違いない。かなりのスキルがあったとしても、70才超えの就労などはほぼ不可能だろう。60才の場合、健康寿命で捉えても残りの人生は20年はありそうだ。場合によっては30年以上か。

 

言いたいことはただ一つ。

 

株主である経営者の方であれば、まだまだ長い期間を頑張って経営しないといけないということだ。60才や65才くらいで、そろそろ引退などとは言っていられない。90才~100才まで生きるには、生活水準にもよるが、月25万円~30万円必要だとすると普通に1億円以上の現金が必要になる。月10万円程度で暮らしたとしても4000~5000万円は必要だ。よってまだまだ働かなくてはいけない。

 

会社員であれば本気で自分の力で稼ぐスキルを身につけないといけない。資格でも取って定年後に・・・、などというのでは間に合う訳もない。そもそももう資格などにも意味はない時代にもなっている。

 

今を生きてるだけでは人生は最終地点にまで届かない。

先の先、いや、先の先の先まで見て生きていかなければならない。

少なくとも私はそう思っている。

 

 

 

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