コンサルタント業には原価も販管費もない

これは完全にコンサルタント目線の話ではあるが、個人で行うコンサルタント業には原価も販管費もない。

 

社員が複数人いる会社規模では、人件費や事務所経費等が最低限でもかかるが、個人の場合は基本的にはない。自分の給与は役員報酬又は人件費であるから販管費と当然販管費だが、捉え方によっては、経費などと見ない事もできる。つまり個人でのコンサルタント業を自宅で行えば、大枠で言えば売上に対して粗利益率100%、営業利益率も100%になる。普通はどんな仕事でも原価はかかるものだ。原価であり仕入れがあってこその商品であり売上になるから、そういった意味ではコンサルティング業は特異的だ。

 

私自身は、途中で石川県でも事務所的なものを借りたりした事もあったが、今は北陸においては完全に自宅で仕事をしている。自宅近辺の場合は訪問でのコンサルティングも若干続けているので、車両費の一部やガソリン代もかかっていると言えばかかっているが、そんなの大したことはない。書籍絡みで多少はあったものの、広告宣伝費も基本的にはないし、接待などもない。

 

私はコンサルティング業は究極の自営業だと思っている。原価であり商品であるノウハウなどは全て自分の中にある。自分のノウハウであり考え方を多くの会社や多くの人々の収益アップに繋げることを業務としている。

 

しかしそのノウハウには再現性がなくてはいけない。自分だけしかうまくいかせる事が出来なければ、それを人に伝えても意味がない。それを誰かに伝える事で、その人達が収益を上げれるようになる。そうして初めてその商品であるノウハウというものに価値がつく。

 

法人向けのコンサルティング業を続けて16年目に突入したが、個人向けのコンサルティングを始めてからは1年以上が経った。本格的に始めてから、言い方は何だが、育っていったコンサルタントの方達が自信を持って業務を進めている話を聞くと、法人コンサルティングでは味わった事のない感動を感じる事がよくある。皆、私に費用を払いノウハウを得て、それを自身の業務であり収入に繋げている。上記のように、やりようによっては経費がほとんどかからないから、皆恐れを持たずに進められているとも言えそうだ。

 

今年に入ってからの当社へのコンサルティング依頼は、法人2・個人8という感じで、圧倒的に「コンサルタント養成コンサルティング」の方が多い。しかも皆さん長期的な契約を望まれる事が多い。皆さんの業種は様々だが、多くは独立済みの現役コンサルタントか、独立を目指すコンサルタント予備軍の方々。他には士業の方々になる。

 

原価であり経費を自身の内のみに収める仕事をするには、何よりその業務に対する覚悟が必要だ。

 

覚悟が勇気を生み、勇気が結果を与える。

結果が余裕を生み、余裕が思いやりを与える。

これは私自身が学んだ事の1つだろうか。

 

私ももうまあまあの年になってきた。

今後は経営者であり個人の方であり、1人でも多くの卒業生を、皆笑顔の中で世に送り出していきたい。

 

と、久々に感傷的に浸った日曜日でした。

 

 

 

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