起業するのはそんなに難しいことか?

先日、昔の知人の何人かと会ったというブログを書いたが、皆同世代のため「定年」という話がほとんどの知人から出ていた。基本、ほぼ皆同じ状態で、定年退職して会社を移るか、給料を下げて数年間延長するかしかないと言っていた。

 

皆長く勤めている割には年収も高くなく、年収が200万円台~300万円台という知人もいた。多くても500万円台だっただろうか。200万円台?と良く意味が分からなかったが、どうも本当らしい。コンビニで時給1200円で働いても300万円は軽く超えそうなものだが、そんな言い方も当然出来ない。そんな給料で何十年もやってたんだ・・・、と本当に驚いた。

 

500万円、600万円貰っていても、定年で20~30%カットされればそんなに残らない。皆、子育てが一段落しているとはいえ、再婚して子供がまだ小学生や中学生という人も何人かいて、そういう人からするとかなり厳しい状況が近づいている。

 

「自分でやってみたら?」、要は起業したらどうだ?と言ってみた。しかし全員から怪訝な顔をされて、そんなの出来る訳がない、と怒り気味に言ってきた人もいた位だ。この年で無理だ、生活がある、お前は気楽でいい、などと結構な反論を受けたが、起業するのはそんなに難しいことだろうか?自分がやってきただからとはいえ、その年収で今後も明らかに苦労する位なら、今からでも何らかのことは出来るはずだ。私の20代の息子二人も普通に起業してやっている。

 

これだけ個人起業が増えている世の中でも、そのように行動を移す人はごく一部のようだ。その先にほとんど可能性がなくても、皆、ひたすら今まで来た道を歩き続けていくのだろうか。

 

考え方を変えないと変化は生まれない。経営でも人生でも「考え方の変化」は不可欠だ。しかしそれこそが最も難しいことなのかもしれない。自分自身としては、今この年になっても変化し続けないと気持ち悪い感じがする位だ。

 

考え方であり、今やっていることには必ず改善点がある。それを改善し続ける先に、自分が望む未来がある、そう思っている。もっと言えば、改善し続ける先にしか未来はないのかもしれない。

 

少なからずの知人がこのブログを読んでいることは知っている。また皆に怒られそうだが、皆の友人知人として、勇気を持った変化を強く勧めたい。そして今こそ、書籍「チーズはどこへ行った」でも読んでもらいたい。