年収が1億円以上になる方法とは?③

前のブログ①②の続きになる。

 

最後は次男の話だ。最初に申し上げれば、ここに関しては今はまだ道半ばの状態だ。次男は今28才。次男は小学校1年からずっと野球をやっていた。石川県の遊学館高校の3年時には、守備機会1回のみだったが夏の石川県大会の優勝メンバーにもなっている。試合には出れなかったものの甲子園にも行った。野球だけは小さいころからまあまあ上手かった。

 

その後、硬式野球推薦で大学に入ったものの、高校3年時から痛めていた右ひじの靭帯が切れて、大谷翔平選手も行ったトミージョン手術を東京の慶應大学病院で行ったが、結局回復せずに野球部を退部。その後硬式野球のクラブチームで復帰し、都市対抗野球の東京都予選などにもレギュラーのDHで出場したが、大学4年時で野球そのものを引退した。

 

野球は小学校1年から16年間、本当によく頑張ったと思う。パパとママを甲子園に連れて行きたいと言い続け、肘を痛めながらも夏の県予選でベンチ入りメンバー入りした時の喜びは今も忘れられない。

 

と、他人からすれば興味のないであろう話を書き続けたが、その次男が中学生だった頃から私が密かに心配していたのが、「この子は社会で通用するのか?」という一点だった。そんなに勉強も得意ではなく、ほとんど野球しかしてこなかったからだ。

 

就職は色々と検討した結果、関東にある建設系の商社に行くことにした。色々と選択肢はあったが、将来的には私の会社に入れた方がいいとは思っていたので、建設業界そのものを少し経験しておいた方がいいと思ったからだ。

 

そもそも次男の就職は、ちょうどコロナ禍の真っ只中だった。リモート面接などが多く、ある意味結構大変だった。結果、その建設系の商社も就職後1年で辞めることになる。そしてその後、実質的な社会人2年目の春にもう起業させることにした。私の会社にはすぐに入れずに、色々と試行錯誤しながら、自分で経験させることにした。この時期はタイミング的には前述の長男の起業とも重なることになる。

 

しかしそもそも何の事業をやるかの方向性が固まらない。まずは発信に慣れるためにとりあえずYouTubeをやりだしたが、方向性が定まっていない為、それもなかなか進まない。それでも意外に話が上手で、発信の仕方そのものも悪くはないから、「これは何とかなるかもしれない」とは実は思い始めていた。何より私と長男とは違って意外に器用で、動画の撮影や作成、編集などの扱いがとても上手かった。その後、方向性や内容は三転四転しながらも、2年前辺りから建設業界専門のSNS運用、という場所に辿り着き、方向性としては今に至る。

 

昨年2024年の後半に、次男は書籍を出したのだが、これは会社としてフォローした。出版先の幻冬舎とは私が3冊書籍を出させてもらった関係もあり、先方の担当者に企画の趣旨を説明し、同意してもらって出版にこぎつけた。その後、SNSでの発信を続けた。内容としては、建設業界を専門にして、SNSを通じてその集客や採用を支援するというものだ。

 

ただ、書籍は出したものの、当初は反応はあまり良くなかった。それでも「書籍・SNS・ホームページ」という導線を修正し続け、ひたすら充実させ続けたことにより問合せであり、顧客が増えだしてきた。売上であり収入ベースで言えば、契約会社が1社、2社、3社と徐々に増え、次男の知人や長男の知人関係、又、要望があった他業種のSNS運用なども受けていく中で、現時点では顧客は15社以上にもなっている。

 

目指すべきラインの設定は、私の起業時と長男の起業時と同じだ。まずは年間1000万円の設定、つまり月額80万円の設定を行い、いかにしてその数字に辿り着くかをイメージして、単価設定を行った。そしてその単価に見合うサービス内容を検討した。数をどれだけでみるか、単価をいくらにするか、のバランスの設定の修正を重ね続けた。次男の行う建設業界のSNS運用支援は、採用難である今の時代背景と、現状のSNSの時代を反映し、今年に入ってから特に多くの反響をいただいており、上記の設定ラインは早々に突破した。

 

そして次に考えたのは、タイトルにある、いかにして年間1億円に辿り着けるか、という点になる。月額800万円越えが同じく設定のラインになる。流石にここはまだ超えていないが、そのロードマップは私と長男の時と同じようにほぼほぼ設定できた状態になった。現時点ではまだまだ道は半ばだが、感覚的には3年以内には何とかなるかな、とは思っている。

 

収入の話などするといろいろ思われたり、言われたりするのは分かっているが、コンサルタントを目指す人、そして起業して1億円プレーヤーを目指す人にとっては、その考え方の再現性は参考になると思う。今回の3つのブログはその方達向けに書いている。業務の苦労は知らずに、「あなたはお金持ちでいいよね」と暗に言ってくる知人や、顧問先の声を心で受け止めながらこのブログを書いている。

 

うちは4人家族。妻は働いていないので、私と息子2人の親子3人がそれぞれ事業をしている。事業内容もそれぞれ違う。その中でそれぞれの収入が年に1億円を超えるというのはなかなかないのではないかと思う。身内で誰か1人が当たることはあっても、そんなに何人も普通はできないであろうと思う。

 

私と長男は辿り着いた。上記の次男もその数分の1まではもう来ている。親子3人が辿り着いた時、そこには再現性があると確実に言える。そして、地味に私のプロデュース力も多分かなり高いのではと思っている。やり方や手法も存在するが、そこにもパターンがある。そして全ては「その考え方」に起因する。起業を目指す方、コンサルタントを目指す方にはどうか参考にして欲しい。

 

以上になります。顧問先の皆さん、暗に皮肉は言わないでくださいね。