4毒抜きを始めました②(1ヶ月経過&海外旅行編)

小麦、植物性油、乳製品、糖類という、いわゆる「4毒」を完全に絶った生活を開始して1ヶ月が経った。やっと1ヶ月か、という感じだ。日々、とても長い時間に感じている。

 

上記の4毒を抜くということをもう一度簡潔にまとめれば、小麦類であるパンやラーメンなどの麺類は食べられない、うどんも蕎麦もダメ(蕎麦は10割のみ可)。お好み焼きやたこ焼きなどは論外、ハンバーガーなども食べられない。植物性の油とは、普通のサラダ油は当然のこと、オリーブオイルもアマニ油もダメ、よって外食でステーキや炒め物類は一切ダメになる。中華調理などは一切食べられない。乳製品は牛乳がダメ、コーヒー等に入れるミルク、ヨーグルトもチーズもダメ。糖類で言えば甘いものやケーキやお菓子などの全てが食べられない。カフェオレもカフェラテもダメで、砂糖もそこに入れられない。食べていいのは基本、和食がメインで、焼き魚定食っぽいのが中心になる、というものだ。

 

開始3週間で早々に大きな試練は訪れた。それは海外旅行。今回は大谷翔平選手の試合を観に、アメリカのサンフランシスコ行きになる。サンフランシスコ行きは4毒抜きを始める大分前から決まっており、もはや変更することも出来なかった。4毒抜きを始めて2週間、日本に居てですら身体が全く慣れていないのに、ここでまさかの海外行きとなる。しかも今回は6泊8日という長丁場。とても突破できる自信は無かったが、とにかく考えうるだけの準備をして行くことにした。

 

サンフランシスコでの宿泊先は去年と同じくホテルニッコーサンフランシスコ。ここはサンフランシスコの危険地帯(ドラッグ中毒者や危険な人が超多数いる地域)のテンダーロイン地区から通りを挟んだすぐに隣、という素晴らしい危険立地のホテル。近くにはユニオン広場などがあるとはいえ、かなり怖い地区となる。良い点はただ一つ、ニッコーは日系のホテルなので、朝食にご飯と味噌汁があるのだ。それに去年は大分救われたため、今年もそこにしていたのだが、それに今年も救われることになった。朝食だけは4毒抜きでも可能な、ごはんと味噌汁を食べられからだ。

 

それでもフォロー出来るのは朝食1食だけに過ぎない。昼食をどうするか、夕食をどうするか、と熟慮した挙句、ここは思い切って炊飯器を日本から持っていくことにした。炊飯器は飛行機内にも持参は可能だと分かったので、新たに3合炊きの小さめの炊飯器を買った。後は7日分+αのコメがいる。向こうでは水がペットボトルといえども信用できない為、コメは無洗米にした。そして可能な限りの水をトランクに詰め込んでいった。後は焼き海苔と梅干しとワカメ、そして味噌とダシを持参し、向こうで味噌汁を作ることにした。アメリカは電子ポットがないホテルが多い為、これも持参した。

 

結果。夕食はギリ何とかなった感じだ。ただしおかずがない。ひたすらご飯と味噌汁のみの日々。朝食は納豆が付いていたため、多少フォローは出来た。後は、タクシーの範囲で日本食のスーパーがあったので、そこで水と納豆と焼き海苔を追加で買ったので、夜も納豆は一応は食べられた。

 

しかしいい加減に飽きてくる。朝も夜もごはんと味噌汁と納豆のみ。昼に関しては野球場であるオラクルパークでホットドッグやピザを買えるはずもなく、ひたすら何も食べない日々。シリコンバレーのGoogleストアでも何も食べず、と昼食抜きで我慢を重ね続けて何とか日本に帰ってきた。

 

日本に来て体重を計ったら、開始前より5キロ減。サンフランシスコに行く前よりは2キロしか減っていなかった。もっと落ちているかと思ったが意外だった。しかし、疲労と睡眠不足、そして空腹とで結構ボロボロになって帰ってきた感じだ。

 

しかしボロボロの割にはそんなに体調も悪くならずに、2~3日程度で身体は元に戻ってきた。4毒抜きを開始して1ヶ月も経ち、海外にも行ったものの、全体的にも慣れつつあるというのが今の状況だ。

 

自宅にある体重計は体組成の細かな数字も出るので、ここでその数字の比較を載せてみた。

①体重 77㎏→72㎏(1ヶ月前より-5㎏)

②体脂肪率 21.0%→17.5%(1ヶ月前より-3.5%)

③内臓脂肪レベル 9.0→7.6(1ヶ月前より-1.4)

④基礎代謝 1720kcal→1720kcal(概ね変化なし)

⑤BMI 22.8→21.9(1ヶ月前より-0.9)

⑥体組成年齢 49才→43才(-6才)(実際は58才)

 

私は身長が183センチあるのだが、体重は5キロ減った。流石に1ヶ月で5キロ減ると身体は軽い。超軽い。最近では筋トレも再開しているので、かなり引き締まった身体にはなった。そしてそういった見た目以上に、体組成が変わってきている。長年下がらなかった内臓脂肪レベルも一気に下がり、BMIも下がってきた。体脂肪率は以前16%付近だったのだが、その数字に近づいてきている。そして年齢。現在は58才なのだが、遂に43才表記にまでなってきた。

 

たった1ヶ月だが、身体は大きく変わってきているということか。但し、頭痛と睡眠不足はあまり改善されてはいない。顔の小さなシミなども目に見えての改善まではまだない。白髪も減り、シミも無くなり、しわなども減るらしいから、そこまでにはまだまだ時間が必要かもしれない。

 

まとめとしては、海外旅行では、炊飯器と無洗米を持っていくのがベスト。後は近辺で日本食のスーパーを探して現地調達するのがいい。日本からも持ち込みでは、米・味噌・わかめ・海苔・梅干しが可能。調味料は醤油は必須。後は味噌汁用のダシは必要。食事の際の容器やはしなども忘れないようにしたい。

 

長くなりましたが、4毒抜きの1ヶ月経過時点での身体の変化と、海外での対応になります。参考にしていただければと思います。