先日、今までの人生で一番苦しんだ時期がいつだったかを、何故か本気で考えてみた時があった。
3度あった。38才、40才、42才、3つの時期はかなり近い。今から15年程前だ。40~42才付近がそのうち2つの重なりもあり、一番キツかったと思う。それは今から思えばそれぞれが人生の岐路だった。
そしてその時に助けてくれた人、そばに居てくれた人がいたか、と考えてみたのだ。結論は2人。妻と妻の父、つまりは義理の父だ。近親者以外はいなかった。
妻は近親者だからある意味普通とも言えるが、それでも妻が側にいてくれたおかげで救われた面は本当に大きい。それが全てとも言える。
後は義理の父だ。義父からは当時、お金を借りた。当時は住宅ローンがあり、返済はできなくもなかったが、金利面や転職直後ということを考えると、楽ではなかった。これも妻が義父に話してくれたのだが、銀行の借入残高をそのまま肩代わりしてくれて、それ以降私は義父に毎月返済をすることになった。金額も抑えられが、金利分は本当に僅かだけ乗せただけだったので、実質ほぼ元本のみ。毎月の返済額が半分程になった。
これには本当に助けられた。その5年後に、30年の返済予定期間を大幅に早めて借りた分を全て一括で完済した。義父には心からの感謝を述べた。
お金のことで誰かを頼ったのはその義父の時だけだが、それ以外の精神面等で助けられた人は他にはいなかった。友人はいなくもなかったが、相談もしなかったし、したとしても答えはもらえなかっただろう。
仕事面で出会った人々も、私がある程度成功に近い状態になってから、それなりに多くの人々が寄ってきたことは何度もあったが、誰も助けてなどくれなかった。皆、それぞれが私にメリットを感じたから近づいてきたまでだった。いろいろと散々お願いされて、その対応を誠実に行ったとしても、その後、こちらが何かをお願いしたり、頼ったりしようとした途端に皆、及び腰になった。
ただ、そんなことは世間的には当然のこととも言える。皆、自分だけが可愛いし、自分の立場しか考えない。今の政治家やマスコミなどと同じだ。そこでそんな所に頼ろうとしている自分が良くないだけのことだと悟った。
そういった完全な悟りからは実はまだ10年も経っていないのだが、そのお陰で今の強い自分があると思える。変な言い方だが、今の自分は強い。恐れるものもなく、誰かに依存することも頼ることなども100%ない。自分の力だけで強く生きているといえる。
もちろん仕事面では、今の顧問先の方々には感謝している。だから皆さんにはベストを尽くす。徹底的に尽くす。今の強い自分がベストを尽くすのだから、中途半端な結果などには決してならない。
本当に困った時、苦しい時に助けてくれる人、手を差し伸べてくれる人が皆にはいるかもしれない。しかし最後に判断し、行動し、責任を取るのは自分自身だ。決して安易に人には頼らない方がいい。そして安易に人を信用しない方がいい。
何にも揺るがない自分になった時、本当の意味で人生は自由になる。
