木村拓哉が総理大臣になるドラマ「CHANGE」が今の政局に似ている

個人的には木村拓哉のドラマベスト3は、「プライド」「GOOD LUCK」そして「CHANGE」になる。「HERO」や「眠れる森」「華麗なる一族」、そして「ビューティフルライフ」等、他にも名作は多いが、自分としては上の3つは特別だ。

 

今のようなサブスクの時代が来るとは夢にも思わず、10年程前にそれぞれのDVDセットを何万円もかけて購入していた。「GOOD LUCK」「ビューティフルライフ」はNetflixに最近普通に登場してきて、「プライド」も今月から遂に配信されるようだ。残る「CHANGE」だけは何となく配信される訳ないと思っていたら、FOD(フジテレビオンデマンド)で遂に配信されてしまった。何故かショックである。これでもう私の買ったDVDは全部不要になってしまった。

 

多分、「CHANGE」というドラマを知る人は少ないと思う。まして木村拓哉ドラマのベスト3に入れる人はそんなにいないのではないだろうか。今回、せっかくFODで配信されたので、わざわざDVDをデッキに入れる事もなく、FODで久々に全話を一気に見てみました。

 

ドラマはやはり素晴らしかった。補選で当選した1年生議員が、当選後1ヶ月で与党の総裁選に勝利して総理大臣になる事など、当然あり得るはずもない。この政治の素人が勉強し、その素直な性格と人格を活かして著しく成長していく。そして眠っていた資質が開花して覚醒していく。今でいえば、小泉防衛大臣が少しだけ近いかもしれない。

 

しかし、このドラマに限った事ではないが、自分でも意外なポイントで何故か涙が込み上げる。その中で、涙こそ出なかったが印象に残ったセリフとして、「人と自分は違うんだという事を知る。違うと理解した上でお互いの主張の妥協点を見出す」というのがあった。久々に聞いたがやはり胸に刺さる。「そうだよな」と思った。そんなセリフが他にもいくつかあった。

 

そして何より、今回この「CHANGE」を見て「何かに似ている」と何度か思ったことがあった。そう、今の高市政権の現状にとても良く似ているのだ。もっとも、背景等は全然違うのだが、政治家や官僚、そして国民世論の反応も含めてかなり似ているのだ。当時は政治家の人達の様子などは分からなかったものだが、今はYouTube等で概ね詳細は分かる。特にそれぞれの思惑や様々な駆け引き、そして陰湿な部分などは全くそのままとも言える。この役の人は、今であれば自民党のあいつだな、とか勝手に思って見ていた。

 

このドラマの最後は、木村拓哉演じる朝倉総理が、敵対する官房長官の策略に追い詰められ、辞任するかと思われた寸前に解散総選挙を行う、という当時ドラマを見ていても「なるほど、そこで解散か」と思わせる内容だった。高市首相がそのような追い詰めされ方をするとは思えないが、ドラマのような流れの中で解散しそうな感じはする。多くの非難を蹴散らすには解散しかないな、と勝手に思いながら最終回を見終わりました。

 

ドラマの続編はありませんが、普通に行けば、数年後に第2次朝倉内閣が発足していただろうとは思います。今のタイミングでFODでこのドラマを見てみてはいかがでしょうか?