何故?を5回繰り返すと、真因に辿り着く

起こった問題であり事象に対して、それは何故起こった?を5回繰り返すと「真因」に辿り着くと言われる。

 

誰しもなかなか「真因」は見たくない為、遡っても2回位で終わってしまうことが多い。真因が掴めておらず、その対応を変えていないので、「本質的に同じ問題」がまた起こる。それをひたすら繰り返す、ということだそうだ。これはずっと以前に何かの本で読んで、それから自分自身としては、いつも心の中で思っていることになっている。

 

例として挙げられていたことで、例えばある人が交通事故を起こしたとする。「その原因は何ですか?」と聞くとほぼほぼ「前方不注意です」と返ってくる。一般的には、その返答を聞いた親や上司、会社のほとんどは「これからはちゃんと前を見て運転しろよ」と言って終わる。そして結果、又、事故を起こす、というものだ。

 

そこでそこからもう数段、「何故?」を聞いて掘り下げてみる。「何故前方不注意だったのか?」「実はスマホ見ていた」、「何故スマホを見ていたのか?」「納期が遅れていたので、その対応の連絡をしていた」、「何故、納期が遅れたのか?」「発注したのが遅かった」、「何故発注が遅かったのか?」「いつもギリギリの3日前に発注する習慣になっている」、「それではこれからは5日前には発注するようにましょう」などといった掘り下げになる。これでちょうど5段階。ちょっと綺麗すぎるが、大体普通こんな感じだ。場合によっては更なる掘り下げも可能だ。

 

掘り下げて掘り下げていくと、大体の問題は「まあいいか」「大丈夫だろう」的な判断に辿り着く。あらゆる問題はそこに行き着くと言ってもいい。

 

毎回毎回5回も掘り下げると大変でしょうがない。しかしある程度やっているとそれそのものが「習慣」になってくる。人とのやりとりで使わなくても、少なくとも「自分の中」では出来るはずだ。自分だけで掘り下げればいいだけだ。その気になれば5分もかからない。自分の内なる声に耳を澄ませばいいだけだ。但し、大体が上記のように耳の痛い話に行き着く。

 

要はそこから目を逸らさないことだ。自分自身に起こった「あまりよくない結果」に対して、可能な限り掘り下げて原因、そして真因を掴んでおくと、次への対応は変わってくる。それでもたまに「まあいいか」と思うこともあるが、そこでまた痛い目を見て、今度こそはと変えていく。

 

それによって「結果」が次々と変ってくる。イージーミスは減り、安易な判断による「損失」も減る。結果、仕事のあらゆる面は上向き、プライベートも上向く。何年も続けているうちに、自身の成長の「折れ線グラフ」は確実に右肩上がりになっていく、というのが私の経験になる。

 

ただし、それらを受け止めるのは簡単なことではない。何より、そこでの「対処法」はかなり「面倒」な事が多い。そこを継続できるかどうかにかかっている。

 

可能なら試してみて欲しい。きっと人生が変わると思う。