愛嬌のない人は採用しない方がいい

最近、飲食店でも洋服店でも、どのような店に行っても、感じの悪い接客の人が増えてきている気がする。こっちも別に大した買い物をする訳でもないので別にいいのだが、「何でそんなに感じの悪い対応をするのか?」と思う事が多い。

 

表面だけでも「普通」にしていればいいものを、それすら出来ないようだ。場合によっては超不機嫌に対応され、買い物をしいたのに気分が悪いという経験は誰しもがあると思う。それは特に今の若い人達に多いのかもしれない。20代30代か。それでも40代50代60代でもそんな人は数多くいる。

 

「一体何がそんなに気に入らないのか?」といつも聞いてみたくなるくらいだ。「そんなに嫌ならその仕事はやめればいいのに」と、いつも思ってしまう。当然、そんな事は言ってはいないが、それをそのまま「言いかけた事」は何回もある位だ。

 

私はサラリーマン時代に、商社で法人営業をしていた。30代からは管理職となり、課長職・部長職も経験する中で、当時、営業部の皆と話しをしたことがある。「会社ってみんな似てるよね」という内容だ。感じの悪い会社は多くの社員が感じが悪いし、態度の悪い会社は多くの社員が態度が悪い。逆に感じのいい会社は多くの社員が感じいい。こうなるとそれはもう「たまたま」起こったものではないと思える。

 

ポイントはそれぞれの会社の「教育制度」や「周りに同調してしまうという人の習性」にもあると思うが、一番大きな原因は「採用する側の基準」にあるのではないかと思っている。

 

実際、感じの悪い人が、会社の教育制度によって良い人になる事は多分ないし、周りのいい人に合わせていい人になる事もないと思う。よって、その会社の「採用側」が「そういう人」を数多く採用する傾向があるという結論に落ち着かざるを得ない。

 

人事部がある場合には人事部の人の性格や傾向があると思うが、世の多くの中小零細企業には人事部などないだろうから、結局は経営者、又は会社幹部の「目利き力」の結果とも言える。

 

過去、コンサルティング時の社員面談の後、「何故あのような人を採用したのですか?」と経営者に聞いた事は何十回とあるが、経営者の方々のほとんどが「人がいなかったから」と答えている。誰でもいいから「特別大きな問題が無ければ」採用したという事だ。人手が足りない時に、そういう気持ちになるのは分からないでもないが、その採用により「会社は少しずつ変な方向に」傾いていく事は本当に多い。

 

感じの悪い人はいつまでも感じが悪い。周りを嫌な気分にさせ、周りに気を遣わせる。それでも圧倒的な結果を残してくれればいいのだが、そんな人が圧倒的な結果を残せるほど、世の中は甘くはない。

 

経営者の方々は、「感じの悪い人」は採用しない方がいい。いかに人が足りなかろうが、その人を入社させ、その後また退職するまでの期間でどれだけの目に見えない損失を会社が被るかを考えた方がいい。本当に百害あって一利なしの結果を数多く見てきた。

 

もう一歩進んで言えば、「愛嬌のない人」はもう採用しない方がいい。言い換えれば「愛嬌のある人」を採用したい。実務能力は当然必要だが、必要絶対条件は、「感じがよく、愛嬌のある人」だと個人的には思っている。

 

実は「採用の仕方」「採用側の基準」により、会社の命運はかかっているとも言える。