時代の転換期での経営の舵の切り方①

突き詰めれば、利益改善とは「現在の見積り金額をいかに上げるか」という事になる。

 

自社のどんな商品や現場を、どんな金額帯のグループに分け、どんな金額で、どんな利益率で、どんな根拠で、どんな顧客に、どんな言い方で、どんなタイミングで提示するのかという事になる。

 

そしてそれらの受注物件を、どのような書式で、いかに「簡単に自社で管理」していくかを、いかに社内で決めるのかという事が重要になる。

 

経営改善と言えば、難しく感じるだろうが、行き着く部分は大枠はそこになる。そこに多くの方々は、結果として遠回りして行向かってしまっている。そういう私自身も今までのやり方の多くをそぎ落とし、ここ数年で「今現在の究極の手法」にようやく辿り着く事が出来た。

 

先日から中古車販売のコンサルティングが始まったのだが、「最初の2回」の累計4時間のコンサルティングで上記の99%はもう固まった。もう終わったと言ってもいい位だ。社長さんもその4時間行った内容が「自分では絶対に出来なかった」と言われていた。後はその進捗を管理して、微修正を加え、新たに生まれてくるであろう問題点への対処法を決める続ける。この4時間で決めた事をやっていくだけで、この会社の利益は2千万円~3千万円は確実に上がる。とにかく後は微修正の中で「続ける」事に尽きる。

 

 

最近は様々な大きな出来事が、国レベルで起こっている。リーマンショックの後は長らくそういうのはなかったが、コロナに始まり、ウッドショック、能登地震、そしてナフサショックなど、大体2年単位で大きな出来事が起こり、様々な業種に影響を与えている。建設業界はその全てに大きく影響を受けているとも言える。

 

そういった際に、皆、どうしてもそれぞれの苦境に面して落ち込んでしまう。先行きが不透明になり、仕事量も変化して各種単価も変わる。従来の対応の仕方では通用しない事が多く、その時々の対応が求められる。その時々の対応というのが言う程なかなか出来ないのだ。

 

経営者は不安が増え、従来の延長的な対応を僅かに行っただけになってしまい、嵐が過ぎるのを待つという状態に陥ってしまう。その嵐が過ぎて従来の日常が戻ればいいが、それがまた違う世界になってきている。そしてその変わってしまった世界の状態に気が付かないまま従来の経営をしてくので会社はさらに厳しくなっていく。

 

 

今回のナフサショックもその一つであろう。但し、今回のものは過去最大級の変化の可能性が高い。現時点では、何となく何とかなっていきそうな雰囲気もやや漂いつつあるが、物流の停滞と停止、それに伴う超単価アップはこれから大きく始まっていくだろう。

 

燃料系の停滞には3ヶ月程度のブランクが発生する為、その影響が本格化するのは6月頃からになる。ピークは消費電力が集中する「この夏」になるであろうことは、事態を観察すれば徐々に分かってくる。

 

大きな損害が出ない可能性もなくはないが、それでもその準備であり備えは必要になる。

 

それを見越した対応を「今のうちに」行わなければならない。

 

(続く)